私的『あまちゃん』ばなし(要約)

2013年に旧ブログで何度かアップした『あまちゃん』記事のダイジェスト。

 

★『あまちゃん』を見始めたのは、5月に愛知に引っ越して、朝9時からのCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』を聞きだしたのがキッカケ。
朝起き生活が始まって、「そーいえばクドカン脚本だったなー」とついでに見だしたのが、ちょうどアキとユイが水口にスカウトされて上京するしないでスッタモンダしてた頃。
28年ぶりに郷里に戻ったら、アイドル目指して上京する女の子のドラマをやってて、
しかもクドカン流のクスグリがそこかしこにあれば、そりゃハマるってもんです。

 

★連続ドラマを見るのは4年前の『こち亀』以来かな。
『こち亀』はマギーさんが数回脚本を担当してて、そこにクドカンさんも日暮役で出てました。今はその逆、マギーさんが河島マネジャー役で『あまちゃん』に出てますな。
NHKの朝ドラに至っては23年前の『ひらり』以来。なので石田ひかりがGMT小野寺ちゃんの母親役で出てきた時はたまげた。

 

★人物設定はその後の総集編で覚えて、東京編以降はほぼ録画してますが、その東京編の舞台がよりによって帰省前に10年弱住んでた台東区上野界隈。これもハマった一要因。

 

★クドカン脚本という共通点から、『あまちゃん』のキャストには2005年のドラマ『タイガー&ドラゴン』(TBS)のキャストとのダブリが結構います。
尾美としのりと荒川良々はどちらのドラマでもレギュラー、薬師丸ひろ子と古田新太は『タイガー~』では単発ゲストキャスト、ブティック今野の菅原大吉は、『タイガー~』でヒロイン・メグミ(伊東美咲)の元夫役でした。

逆に『タイガー~』で林屋亭どんぶりをやった深水元基は、『あまちゃん』では神技ゼミナールのCMプランナー役でゲスト出演してました。

清水ミチコはどちらでもゲスト。『あまちゃん』での爪跡の残し方は鮮烈でした。

あと、『あまちゃん』では足立ヒロシ(小池徹平)が芸人・ヒロシのBGMを使ってますが、『タイガー~』にはその本物のヒロシが出てましたな。

 

★春子さん(小泉今日子)が鈴鹿ひろ美の影武者で『潮騒のメモリー』を歌った1985年から、歌手を諦める1990年頃のくだりは、かつての「芳賀ゆいの時代」を思い出します。
音楽業界が不調で、テレビの音楽番組が次々消えていった1990年前後。レコードからCDに移行してく時代で、レコード会社がCD再発売で収益をどうにか賄ってた時代。
さらにそこへバンドムーヴメントが発生。レコード会社が右へならえで全部そっちに流れて、歌うアイドルがおニャン子とジャニーズ、あと僅かな昭和末期デビュー組しかいなくなっちゃった。太巻氏ならずとも、音楽関係者は皆さん悩み深き時期でした。

 

で、春子さん、じゃなくてキョンキョンの『なんてったってアイドル』は1985年11月リリース(作詞は秋元康氏。『夕やけニャンニャン』とほぼ同時進行だったのね)。現役アイドルがセルフパロディとゆーかギャグとゆーか、それでセールスしたハシリ。
そのあと、伊集院光のオールナイトニッポン(1989年秋開始)から生まれた“未確認アイドル”芳賀ゆいが、業界人がよってたかって作った、そんな遊びの集大成でした。

「こんなアイドルがいたらいいなー」というアイドル好き男性の共同幻想を、芸能事務所と放送・音楽・出版の各スタッフが、全力で具現化するという、凝った企画。CDも写真集も出て、ラジオのレギュラー番組もあって、私は「最高の芸能界パロディ」と当時仕事先の編集さんや仕事仲間に絶賛しておりました。このへんは『ラジオにもほどがある』(藤井青銅氏著・小学館文庫)に経緯が詳しく載ってます。

当時のそれを知ってますと、正直、太巻氏をあんまり悪役に思えません。
芳賀ゆいが“活動”した期間は1989~1990年。ちょうど春子さんとリンクします。鈴鹿ひろ美のクチパクどころか、実体の無いアイドルもいた当時の音楽業界ですから、太巻氏の発想は当時の業界内の状況を考えれば、アリだったのでしょう。ただ、春子さんからすれば、それはあまりに異世界すぎた…という。

 

★「番組が終わったら、Facebookで勝手にスピンオフストーリーを続けて遊ぼうか」とか考えてましたが、あのラスト1週間の見事な着地ぶりを見せられたら、しばらくはこっちの余韻を楽しんでいたいなー、という気持ちになって、3週間ほどクールダウンしておりました。
で、自分なりに落ち着いて、誰もあまパロをやらなくなったタイミングで描いたのが、作品(絵)ページで公開しているポスターパロディ。
あとオープニング曲に歌詞をつけるという遊びもやったのだけど、これ今読み返すとなかなか恥ずかしい(汗)ので再掲しませんあしからず。

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