国府宮はだか祭

正式名称は「儺追(なおい)神事」と呼ぶそうな。

 

学生時代まで隣町の清洲町にいたし、高校も稲沢市内だったのだけど、今まではだか祭の現場を直接見物したことが無かった。
その分、今年はご近所なのをいいことに、準備の様子から本番まで逐一見物。
つーか見物したくなくても生活空間の中に国府宮神社があんのね、今。

 

前日11日、知らずに神社の横を通ったら、大鏡餅の奉納をしてた。

 

 

 

で、本番当日…

 

今年新しく建てられた、神男の入る儺追殿。中にいる白装束の人たちは、神男のOB連かな。

 

神社の発表では、当日はだか男が9000人、見物客20万人ですって。
お正月より人多いわ。参道も人と屋台でぎっちり埋まってた。

この日は一宮市に用事があったので、その行きがけにちょっと撮影。

 

上の2枚は、正午過ぎの撮影。
各町内から集まったはだか男が、神社に厄除けの「なおい笹」を奉納しに来てるところ。

 

用事を済ませて1時間くらいして国府宮に戻ってきたら、状況が変わってる様子は無くて、警備の人に聞いたら「神男が現れるのは夕方4~5時頃」とのこと。
なので帰宅してTVのワイドショーの中継で見ることにした。なにせ混雑がすごそーだったので。

 

自宅にいても、うちの前を「なおい笹」担いだ町内のはだか男連が、ワッセワッセと前の道を通過してくのが見えた。大通りじゃなく細い路地なんだけど。

 

境内も関係者と見物客と警備員が入り乱れてて、私の知ってるいつもの国府宮神社じゃなかった。

 

 

看板と、稲沢のマスコットキャラ・いなッピー。すいません、どっちも手が写り込んじゃってます(汗)。

 

報道によれば、夕方5時前頃に神男が登場、延々もみくちゃになりながら境内を進んで、OBの助けを借りながら1時間後に儺追殿に到着したそうな。

神男が登場してからは、TVや新聞の空撮ヘリコプターがずーっと近くを飛んでて、うるさいったらありゃしない。現地の異様な空気に拍車をかける轟音がずーっと。
6時を過ぎたら、嘘みたいに静かになった。

 

とにかく人いっぱいでした。すっかり非日常感満喫。

 

東京の最後の10年間、お祭り行事が盛んな台東区に住んでいた影響で、めっきりお祭り好きになって愛知に帰郷した私ですが、いやー、稲沢のお祭りはハンパじゃなかったです。完全にアテられて現在に至る。

 

しかも4日過ぎた今日も、余韻が町内のあちこちに残ってて、参道と神社周辺には今も屋台がいくつか営業中。なかなか頭の切り替えができん。
まーそれもまたヨシということで。

 

夜の国府宮神社(昨年暮れ撮影)。この楼門は重要文化財なんだとか。