フードポルノと上岡龍太郎

久しぶりの日常駄話。

 

フードポルノという単語を、今週初めて聞いた。
レストランなどで料理の写真を撮ってSNSなどにアップする行為のことで、「食欲=性欲」になぞらえ、見る者の欲を喚起する、という意味で「ポルノ」なのだそうだ。
調べてみたらちょっと前からネット上で流通してる単語みたい。

 

人によってはSNS上で毎日料理写真を公開する人もいる。
私も数ヵ月にいっぺんぐらい、Facebookでやってる。
愛知に引っ越した頃は、名古屋めしを頻繁にアップしてたなぁ。
ただそれが、料理人の方々にとって歓迎しない行為なのだという。
実際には料理人さんや従業員さんによって、見解いろいろだと思いますがね。

 

それで思い出したこと。

上岡龍太郎さんは四半世紀ほど前、「TVでは物を食べない」とよく言っていた。
うろ覚えなのを前置きして続きを書くけど、その理由が、
「公共の電波で本能的行為を見せるのは、TVで排便(SEXだったかも?)を見せるのと一緒」。
一番キモの部分、排便とSEXじゃ意味合いが全然違うよな(汗)。どーもすいません。そこのライター先生、よそじゃこのネタ使わないよーに。だぁー。

 

逆説的に極論を強調することで笑いを喚起しつつ問題の真理を突き、そのまま捉えて騒ぐ世間のバカにさらに批判を浴びせるのが、当時の上岡大明神の芸風。
グルメ情報が無くちゃ夜も日も明けない2014年コンニチタダイマ、この極論をネット上で賛同するのは勇気がいるし、正直全面的に正しいとは思いにくいですが、このフードポルノって言葉に改めて、大明神の先見の明を感じずにはおれませんでしたのさ。