かいつまんで映画2題

2月に『の・ようなもの のようなもの』を観たあと、3回ほど映画館に足を運んでます。

3月12日に『ひつじのショーンスペシャル -いたずらラマがやってきた!-』(ジェイ・グレイス監督)、3月17日と4月14日に『家族はつらいよ』(山田洋次監督)。場所はいずれもユナイテッドシネマ稲沢。

『ひつじのショーン』の方は、単純にTVのスペシャル編1本とTV版セレクト5本の構成。まぁアードマンファンとして押さえておいたわけですが。スペシャル編の独自キャラであるラマ3頭の不気味な悪役ぶりがストーリーを盛り上げてましたが、個人的にはハッピーな『ショーンの恋』(TV版3本目)がイチバン好き。

『家族はつらいよ』はそろそろ上映が終わるかな?と思うのでネタバレ感想書きます。本作と同じ主要キャストだった『東京家族』は観てませんので内容の対比はできませんが、ふた昔前にTVのゴールデンタイムでよく見た、ゆったりしたホームドラマを思い出す面白さでした。ギャグというよりユーモラスな佳品。
熟年離婚というテーマが現代の世相に通じていて、ぼーっと観てると「あれ?昭和が舞台かな?」と勘違いしかかるストーリー運びを、その一点が食い止めてました。4組のカップルそれぞれの夫婦関係(妻夫木聡と蒼井優は結婚前)がそれぞれの視点でそのテーマの周りをグルグル回る展開は、ぶっちゃけ王道中の王道、期待通り。ストーリーも人物像もどこにもデフォルメが無いのにクスクス笑えるのは、合間に入るちょっとした間違い(鰻の出前や葬儀社のカタログ)とか偶然(探偵が同級生だった)とかがいずれも緊張するシーンの後に緩和要素として絶妙の間で飛び込んできたためでしょう。

パンフレットで立川志らく師が「現代の『東京物語』」と評してました。私は恥ずかしながら『東京物語』も観ておらず、ラストシーンで『東京物語』のシーンを延々(といっても全部合わせて30秒程度)流すことの面白さを監督の意図通りには掴めなかったのは残念でしたが、山田洋次作品ファンはきっと喜んだのでは。続編はあるのかしらん。

アクセスカウンター