平成最後のナマ落語

平成から令和へ、残り5日。だからというわけではないけど、落語芸術協会の名古屋・大須公演「大須で江戸噺2019」の25日第一部へ出かけてきた。

個人的にも平成最後のナマ落語にふさわしい会になった。

 

開演時間、私服の雷門小助六師匠が軽くご挨拶や携帯の注意などして、スタート。

 春風亭柏枝 『ろくろっ首』

 雷門小助六 『紋三郎稲荷』と踊り(片足かっぽれ)

 神田阿久鯉 講談『寛永三馬術 梅花の誉れ』

  ~仲入り~

 口上(全員)

 三笑亭夢花 『幇間腹』

 三遊亭円馬 『牡丹灯籠 お札はがし』

 

トリの円馬師、円朝の怪談『牡丹灯籠』から『お札はがし』をたっぷり。時間を見てなかったけど、40分以上は語っていたのではないかな。メリハリの強い口調から、クライマックスシーンは下座三味線を入れて緊張感たっぷり。客をそらさない熱演だった。

仲トリの阿久鯉先生は、講談の定番演目『寛永三馬術』から曲垣平九郎のくだり。これまたハリのある声量で客の注意力をそらさない熱演。楽しく聴けた。

 

5人のそれぞれの個性がいいコンビネーションになっていて、とても満足度の高い会。

芸協の大須公演は何度か足を運んでるけど、これは毎回思うこと。

あと、春風亭柏枝師に初めて直接ご挨拶ができてよかった。2014年の真打昇進の時、池袋で似顔絵を進呈し、ご返礼でお披露目セットを送って頂いてたので、そのお礼をしなきゃとずっと思っておったのでした。やれやれ、平成最後に宿題が一つ片付けられてよかったよかった。