大入り吉日

７日、大須演芸場６月定席の楽日１部へ。トリは柳家わさび師。

テレビでお顔を見かける機会が多いわさび師だけど、落語のナマ高座は初めて。この日はわさび師の他にも、名古屋の登龍亭で唯一聴く機会の無かった福三さんや、仲入り出番の笑福亭喬介さん、露の瑞（みずほ）さん、春風亭朝枝さんとお初がいっぱい。

（開口一番）登龍亭幸吉　『孝行糖』

　春風亭朝枝　『真田小僧』

　露の　瑞　『夢八』

　タックイン　漫才

　笑福亭喬介　『牛ほめ』

　　～仲入り～

　旭堂鱗林　講談『棋士外伝 ～将棋教室物語～』

　登龍亭福三　『名古屋城築城物語』

　柳家小菊　粋曲

　柳家わさび　『ヤンママ』

まず驚いたのが、平日の午前中だってのに空席ほぼ無しの大入り満員だったこと。２階席が「つばなれ」してたのを見たのも久しぶり。

トリのわさび師は何を口演するのかなーと楽しみにしてたら、まさかの新作でビックリ。内容は書かないけど、かつて東京時代によく通った「落語ジャンクション」を彷彿とさすような、ちょっとカッ飛びめの爆笑編。クスグリや演じ方に、「あーわさびさんって喬太郎チルドレンだったんだ」と認識しつつ、大須では普段出さないような笑い声を２階席からあげてました。

わさび師だけでなく、この日お初だった前述のお四方はそれぞれに楽しい高座ばかりで、すっかり満喫いたしました。鱗林さんの藤井聡太講談も地元愛知だけによくウケてましたし。

満員の客席に演者さんも触発されたか、演者さんの熱演に客席が乗せられたか、なんだかとってもいい日に足を運んだ気分。これからはまた大須に来る回数を増やさねば。